レポート、ビジネス文書、メール、SNS…、オンライン化により私たちが文章を書く機会は増える一方です。けれども、迷いや不安を覚えずにスラスラと書ける人は、そう多くはなさそうです。漢字やひらがなの選択や、句読点の位置といった表記の問題から、語彙、文法、わかりやすさ、さらには、このジョークは通じるのだろうかといった心配まで、文章を書く上での悩みは尽きません。
2021年10月に出版された『日本語文章チェック事典』(石黒圭 編著)は、文章を書く人のための「文章表現セルフ・チェック事典」です。国立国語研究所の研究者を中心とした総勢18名の専門家たちが、具体的な例を挙げながら、わかりやすく解説しています。オンライン時代にふさわしい内容を意識した、「書き方・直し方」のマニュアル事典と言えるでしょう。
青木優子(東京福祉大学専任講師)
安部達雄(一橋大学非常勤講師)
新城直樹(琉球大学専任教師)
井伊菜穂子(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
石黒圭(国立国語研究所教授)
市江愛(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
井上雄太(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
岩崎拓也(国立国語研究所特任助教)
王慧雋(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
赫楊(中国・天津外国語大学専任講師)
柏野和佳子(国立国語研究所准教授)
金井勇人(埼玉大学教授)
高恩淑(獨協大学特任准教授)
佐野彩子(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
鈴木英子(和光大学非常勤講師)
田中啓行(中央学院大学専任講師)
董芸(中国・深圳大学専任講師)
本多由美子(国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員)
著者 | 石黒圭(編著) |
出版社 | 東京堂出版 (出版社の詳細ページへ) |
出版年月日 | 2021年10月8日 |
ISBNコード | 978-4-490-10925-2 |
価格 | 1,800円+税 |
目次 | 1章 表記(記号、文字) 2章 語彙(和語・漢語、外来語、形容詞・副詞) 3章 文体(キャラ・役割語、レジスター、敬語・ポライトネス) 4章 文法(助詞・文型、文末表現、複文・連体修飾節) 5章 文章(指示・結束性、接続詞、文章構成・のだ文) 6章 修辞(比喩、オノマトペ・感覚表現、おかしみ・ユーモア) |