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2021.11.15 2021年11月15日 書籍

書籍紹介『日本語の大疑問―眠れなくなるほど面白い ことばの世界』(国立国語研究所 編)

本サイトのコンテンツ「ことばの疑問」の一部が書籍化されることになりました。国立国語研究所に関係する研究者が身近な日本語の疑問に答えます。2021年11月25日に、幻冬舎新書の一冊として刊行されます。電子書籍やオーディオブックでも配信される予定です。お楽しみに!

書影「日本語の大疑問」
国立国語研究所 編『日本語の大疑問―眠れなくなるほど面白い ことばの世界』 幻冬舎新書

出版社の紹介文より

毎日あたりまえに使っている日本語。だが、ふと疑問に思うことはないだろうか。そもそも漢字はいつから日本にあるのか?「シミュレーション」を「シュミレーション」とつい発音してしまうのはなぜだろう?「確認させていただいてもよろしいですか」は乱れた日本語なのか? これまでの絵文字・顔文字とLINEのスタンプでは何が違う? ことばのスペシャリストが集う国立国語研究所が、国民の抱く素朴だが奥深い疑問に呻吟(しんぎん)しながら出した名回答を厳選。日本語の教養をこの一冊でアップデート!

(出版社ホームページより)

著者 国立国語研究所 編
出版社 幻冬舎 (出版社の詳細ページへ
出版年月日 2021年11月25日
ISBNコード 978-4-344-98637-4
価格 920円+税
目次 第1章 どうも気になる最近の日本語

  • 若者ことばの「やばみ」や「うれしみ」の「み」はどこから来ているものですか(茂木俊伸)
  • 「あのー」や「えっと」が多い人は話し下手なんでしょうか(小磯花絵)
  • 「ちびまる子ちゃん」のおじいちゃんのような話し方をする人は本当にいるんでしょうか(臼田泰如)
  • 世界中で使われている絵文字は日本発祥だそうですね(三宅和子)
  • これまでの絵文字・顔文字とLINEのスタンプでは何か違うのでしょうか(宮嵜由美)
  • 何でも略して言うと、正しい日本語が失われてしまうのではないでしょうか(相澤正夫)

第2章 過剰か無礼か? 敬語と接客ことばの謎

  • 外国人の友人が先生に「推薦状をお書きください」と言いました。丁寧な言い方なのに失礼な感じがするのはなぜですか(井上優)
  • お客さんに対して使われている言葉には、デパートか個人商店かといった店の種類による違いがあるのでしょうか(井上文子)
  • 百貨店で「横浜からお越しの松坂様、お近くの売場までご連絡ください」という放送がありました。これはプライバシーの侵害になりませんか(中西太郎)
  • すでにお店に入っているのに「いらっしゃいませ」と言うのはなぜですか(居關友里子)
  • 店員さんから「確認させていただいてもよろしいですか?」なんて言われると、目が点になります。日本語の乱れでしょうか(滝浦真人)
  • 電話に出るとき「佐藤です」ではなく「佐藤ですが」とか「佐藤ですけど」のようにも言うのはなぜですか(宮内佐夜香)
  • 家族や赤ちゃんのことを話すときに尊敬語を使うのは間違った言い方なのでしょうか(井上文子)
  • 南米から来た人を「地球の裏側からのお客様です」と紹介したら、配慮を欠いた表現だと指摘されましたが、なぜでしょうか(山崎誠)

第3章 世界のことばと日本のことば

  • 海外にもキラキラネームはありますか。漢字のない国ではどうキラキラさせるのでしょうか(大島一)
  • 日本語は難しい言語ですか(バックハウス ペート)
  • tsunami(津波)のように、日本語がそのまま外国で使われている例にはどんなものがありますか(新野直哉)
  • カナダでfutonと呼ばれるものが日本語の「布団」と全然違うのはなぜですか(平山真奈美)
  • 手話って世界共通ですか(米川明彦)
  • 日本語を学ぶ人にとって発音しにくい音はどんなものですか(小河原義朗)
  • 外国人と日本語で話すとき、伝わりやすいように気をつけるべき点を教えてください(栁田直美)
  • 英語はbrotherで兄も弟も表しますが、世界の言語には、どのような親族名称のパターンがあるでしょうか(田村幸誠)

第4章 どちらを選ぶ? 迷う日本語

  • 「これ」「それ」「あれ」は、どんなふうに使い分けられていますか(金井勇人)
  • 「それから」「そして」「それで」がどう違うか、その違いを教えてください(青木優子)
  • 「思う」と「考える」の意味はどういうふうに違うのですか(渡辺由貴)
  • イヌ年のことをなぜ「犬年」でなく「戌年」と書くのですか(片山久留美)
  • 履歴書の数え方は「1通2通」「1枚2枚」「1葉2葉」をどう使い分けたらいいですか(山田貞雄)
  • 「可能性」は「高い」のか「大きい」のか「強い」のか、どれを使えばいいですか(山田貞雄)

第5章 便利で奇妙な外来語

  • どうして日本語には外来語が多いのですか(宇佐美洋)
  • 「クールビズ」のように急速に普及する外来語には、人を引き付ける何かがあるのでしょうか(柏野和佳子)
  • 日本語を学ぶ外国人にとって、外来語は学びにくいものですか(金田智子)
  • 外来語をカタカナで書くのはいつから、どのように始まったのですか(山田貞雄)
  • 「エンターテインメント」が「エンターテイメント」「エンタメ」といったいろいろな語形で使われるのはなぜですか(前川喜久雄)
  • 「コンディション」には、「状態」や「調子」では言い表せない特別な意味があるのでしょうか(山崎誠)
  • 「シミュレーション」が「シュミレーション」と発音されるのはなぜでしょうか(丸山岳彦)

第6章 歴史で読み解く日本語のフシギ

  • 新しい元号が「令和」になりましたが、日本の元号に言葉の規則性はありますか(窪薗晴夫)
  • 漢字はいつから日本にあるのですか。それまで文字はなかったのでしょうか(斎藤達哉)
  • むかしの落書きにはどんなことが書かれているのですか(三上喜孝)
  • 明治時代には、漢文のように英語を訓読していたというのは本当ですか(八木下孝雄)
  • 明治時代、犬を「カメ」と呼ぶことがあったというのは本当ですか(服部紀子)
  • 「国」と「國」のように、昔と今とで形が違う漢字があるのはなぜですか(銭谷真人)

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