国立国語研究所には時おり、中学・高等学校の生徒さんから、研究発表授業のための質問メールが届きます。その中には、「将来は研究者になりたい」と熱心に資料を調べてくれる生徒さんもいて、頼もしい限りです。大好きな研究を続けて一生を送りたいという希望をかなえるためには、どういった覚悟と知識が必要なのでしょうか。
その子たちが大学、大学院へと進む際に、ぜひ読んでもらいたいのが本書『文系研究者になる―「研究する人生」を歩むためのガイドブック』です。
「本書は、「研究する人生」を始めるにあたり、研究者の世界がどのような仕組みで成り立っているのか、その世界を生き抜くために必要な知識は何かといった情報を網羅したマニュアルです。大学院での生活や、就職後の人生で出会うさまざまな場面とキーワードを本書にぎっしり詰めました。」(本書「まえがき」より)
文系大学院生や将来、大学院進学を目指している人はもとより、進路に悩んでいる若手研究員や、学生を指導する立場の教員にとっても、役立つ一冊と言えるでしょう。ぜひ一度、手に取ってみてください。
「キャリアプランを立てにくい」「進むと破滅」とも言われる文系大学院。それでも好きなことを研究し、それを生業とするために、いつ、何をすればよいのか。文系分野の大学院生・若手研究者の抱く、素朴な疑問に丁寧に答えます。迷ってもつまずいても、一歩ずつ、「研究する人生」を前に進めるための必読書。
(研究社のサイトより)
著者 | 石黒圭 |
出版社 | 研究社 (出版社の詳細ページへ) |
出版年月日 | 2021年10月26日 |
ISBNコード | 978-4-327-37907-0 |
価格 | 2,700円+税 |
目次 | 序章 研究への道
第1章 決める(決断) 第2章 考える(思考) 第3章 読む(文献) 第4章 調べる(調査) 第5章 話す(発表) 第6章 書く(執筆) 第7章 つながる(関係) 第8章 生きる(生活) おわりに ※ 詳細は、出版社の紹介ページをご覧ください。 |