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2019.01.28 2019年01月28日 イベント報告

「国立国語研究所オープンハウス2018」ご来場ありがとうございました

大盛況の受付
オープンと同時に、予想以上に多くの参加者が!

12月22日(土)、国立国語研究所にて「国立国語研究所オープンハウス2018」が開催されました。このイベントは、所員がどのような研究をしているのかを専門外の方や学部・大学院の学生にわかりやすく伝えることを目的とするもので、150名近い参加者でにぎわいました。

ポスター発表

オープンハウス2018
宇佐美まゆみ先生(日本語教育研究領域) 「会話から人間を探る!悪態と慇懃無礼、どっちがポライトなの? ―BTSJ自然会話コーパスの分析とその教材化―」

全教員・特任研究員が研究活動を紹介する「ポスター発表」のコーナーでは、計38枚のポスターが掲示され、参加者が研究者の説明に熱心に聞き入ったり、気軽に質問したりする様子が見られました。その一部を、当日の写真とご参加いただいた皆さまの感想でお伝えします。

参加者の感想

野山広先生
野山広先生(日本語教育研究領域) 「 地域に定住する外国人の日本語使用と言語生活に関する研究 ―約10年間の縦断調査の結果を踏まえながら―」 「日本語教育のための学習者コーパス(I-JAS)の構築と研究」

「たまたま来ましたが、想像以上に面白かったです。普段何気なく使っている「ことば」に、より興味がわきました。」

参加者の感想

窪薗晴夫先生
窪薗晴夫先生(理論・対照研究領域) 「日本語方言の呼びかけイントネーション」

「短い時間ながらそれぞれの方の研究内容がわかりやすく伝えられ、非常に楽しく、参考になりました。広くデータなどを公開しているとのことで、今後も楽しみです。」

参加者の感想

熊谷康雄先生
熊谷康雄先生(言語変異研究領域) 「『日本言語地図』をデータベース化する:特徴と利用」

「SNSで見て軽い気持ちで参加しましたが、楽しかったです。説明もすごくわかりやすかったです。」

参加者の感想

籠宮隆之先生
籠宮隆之先生(言語変異研究領域) 「聴覚補助器による非言語・パラ言語情報の伝達性能を評価する尺度の構築」 「消滅危機言語・方言の展示を通した最先端研究の可視化・高度化」

「方言に関する非常に多くの種類の展示があり、現在の方言研究をみられてよかった。」

参加者の感想

石本祐一先生
石本祐一先生(コーパス開発センター) 「発話末予測に関わる音声・言語特徴」

「危機言語について知れてよかったです。波照間方言の説明を聴いてみたかったです。」

参加者の感想

前川喜久雄先生(音声言語研究領域) 「リアルタイムMRI動画で見る日本語の調音運動」

「コーパスなどの使用で、主に授業時などでお世話になることは多いのですが、今回所内にて、詳しく施設・研究について知ることができてよかったです。ポスター・講演どちらも幅広くまた興味深いものばかりで、また大変勉強になりました。」

参加者の感想

間淵洋子先生
間淵洋子先生(言語変化研究領域) 「精緻な表記情報を付与した近世版本コーパスの構築とその展開」

「MRIゲームとても楽しかったです。」「大変有意義な時間をすごしました。」

参加者の感想

高田智和先生
高田智和先生(言語変化研究領域) 「人名・地名の文字とユニコード」

「とても面白かったし質問しやすい雰囲気で楽しかったです!勉強になりました。」

参加者の感想

「研究の最先端の成果を見て、いろいろ勉強しました。来年もぜひオープンハウスに行きたいです。」

発表されたポスターについて

当日発表されたポスターは、下記の特設サイトでご覧いただけます。

国立国語研究所オープンハウス2018http://www2.ninjal.ac.jp/openhouse/2018/

研究図書室見学ツアー

研究図書室閉架書庫
1階の閉架書庫から奥の貴重書庫へ 参加されたみなさんは蔵書に興味津々でした
南総里見八犬伝
貴重書庫は大正時代以前の書籍が保管してあります

また、研究図書室をめぐる「研究図書室見学ツアー」は、普段入ることのできない閉架書庫や貴重書庫を閲覧できる機会とあって、開場とほぼ同時に定員が埋まるほどの人気ぶりでした。

文字讃(実物)
古今文字讃』をご覧いただきました 三巻揃っているのは国語研だけです

参加者の感想

「図書室を見せて頂いたのが、よかったです。ありがとうございました。」

同日開催シンポジウム

当日は、二つのシンポジウム「フィールドと文献から見る日琉諸語の系統と歴史」、「経年調査の新たな挑戦―日本語の将来を占うために」も開催され、盛況を博しました。

シンポジウム