2020年 2月 16日(日)国立国語研究所にて、沖永良部島の人たちがそれぞれの言語復興の取り組みを発表する「わどぅまい(和泊)しまむにプロジェクト」発表会を開催します。どなたでも無料でご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。
日本には消滅危機言語が8つあると言われています。そのうちの1つの言語が話されている島、奄美群島の沖永良部島、和泊町の大人 5名・こども 4名が、今年度一年間の言語復興の取り組みを発表します。
小学3年生が夏休みの自由研究として行ったものや、幼稚園の先生が日々こどもたちと行っていることなど、彼らの楽しい報告と合わせて、日本の中の言語の多様性を体験してください。発表会後半は彼らの唄・三線・踊りと交流会も予定しています。
言語復興を専門に研究している、ロンドン大学のズラズリ美穂さん、ラップランド大学の半嶺まどかさんのトークもあります。お二人が沖縄島と石垣島で実践している、Master-Apprenticeという手法を用いた言語復興の取り組みについて報告していただく予定です!
日時 | 2020年2月16日(日) 13:00~17:00 (12:45開場) |
会場 | 国立国語研究所 3階セミナー室(東京都立川市緑町 10-2) ※ 交通案内 |
参加費 | 無料 |
お申し込み | 必要ありません。直接会場においでください |
お問い合わせ | 山田真寛 : m-yamada[at]ninjal.ac.jp ※ [at]を@に変えてください 国立国語研究所 : 0570-08-8595(ナビダイヤル) |
世界の言語の約半数が消滅の危機にあるとされています。「国際母語デー」は、言語と文化の多様性、多言語の使用、そしてあらゆる母語の尊重の推進を目的として、1999年にユネスコが制定しました。また2019年は英語や日本語などの大言語ではない言語を尊重する、国連の「国際先住民言語年」でしたが、12月18日にdecade(10年間)への延長が宣言されました。沖永良部島のことば(しまむに)に直接触れる体験を通して、日本の中の言語と文化の多様性について考えましょう。
発表会は沖永良部島和泊町と国語研の連携協定にもとづいて開催し、以下の研究費を使用しています。
現在、国立国語研究所では耐震改修工事を実施しています。安全確保のため、当日は関係者及び「イベントの参加者」のみ敷地内にお入りいただけます。