みなさんは、文章を書いていてどちらの表記が良いのかわからなくなることはありませんか。たとえば、こんな情況です。
A先生は、学校で使う「防災ハンドブック」を作成していました。
① 登校している生徒は、保護者の迎えが来るまで学校において待機させる。
② 格別の事情がある場合は、保護者と連絡の上で…
はて? ここまで書いて、A先生にひとつの疑問が芽生えます。「”格別の事情” は ”格別な事情”のほうがいいのだろうか?」
悩ましい問題ですね。このような場合には、ネットで検索してみてもどちらの表現も出てきてしまい、ますます困り果てることになるのです。
「別格の/格別な」は、一般に、どちらがよく使われるのでしょうか? なぜどちらにするか迷うようなことばがあるのでしょうか? 国立国語研究所の渡部涼子 先生が読みやすい記事にまとめてくださいました。
「「格別の/格別な事情」のどちらが正しいですか 」 渡部涼子
(https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-54/)