国立国語研究所の高田智和 准教授(言語変化研究領域)が一般社団法人 情報処理学会 2019年度(令和元年度)山下記念研究賞を受賞しました。受賞者には、2020年3月6日に金沢工業大学で開催される同学会の第82回全国大会の席上で表彰状、賞牌、賞金が授与されます。
山下記念研究賞は、研究賞として一般社団法人 情報処理学会の研究会および研究会主催シンポジウムにおける研究発表のうちから特に優秀な論文を選び、その発表者に贈られていたものですが、故山下英男先生のご遺族から学会にご寄贈いただいた資金を活用するため、平成6年度から研究賞を充実させ、山下記念研究賞としたものです。(一般社団法人 情報処理学会サイトより抜粋)
本研究は、訓点資料の定量的分析を目的としたデータ構造化およびデジタル化手法について取り組んでいる。訓点資料研究では網羅的かつ大規模な訓点の定量的分析は行われておらず、訓点資料研究の新たな展開を示すパイオニア的研究として位置づけられる。本研究は継続的な一連の研究を含めて、一つの問題に長い時間をかけて取り組みながら情報の真の姿を定性的・定量的に捕えようとする、人文学に対する情報処理のあり方としても高く評価できる。