昔は、「アジアの国を旅行した際に、現地のお年寄りから日本語で話しかけられた」という話をよく聞きました。みなさんの中にも、そのような経験をされた方がいらっしゃるかもしれませんね。時代が変わるにつれて、戦前に日本語を使っていた世代は減り、現地の若いひとに「日本語」が自然と溶けこんでいるという話は聞きません。
けれども、どうやら世界のどこかに、「日本語」にかかわる「クレオール」があるようなのです。
クレオールとは、何でしょうか?
それはどのようなことばなのでしょうか?
なぜそのことばが生まれたのでしょうか?
日本語学・方言学・接触言語学が専門の真田信治先生が、「クレオールとは何か」をわかりやすく解説しながら、興味深い記事を書いてくださいました。