第9号(2001年10月1日発行)
VHS 46分 付:『解説書』(B5判 126ページ)
小学校・中学校の児童・生徒に視聴され、「総合的な学習の時間」などに活用されることを考慮して、児童・生徒のことばへの興味と関心を喚起し、日本語の豊かさや的確な表現の魅力に気づかせることを目指しています。
実践編「気象科学館で調べよう」(23分)
ことばに興味と関心を持って「ことば調べ」を実践するときのモデルを提供しています。
日常の素朴な疑問をきっかけに課題を見つけ出し、探究のテーマを決めて、ことばを調べることによって、日本語の豊かさ、不思議さ、奥深さが実感できます。その課程をとおして、情報収集、話し合い、取材(インタビュー)、報告・発表など、総合的な学習に必要な言語活動を身につけることができます。
素材編「あんな日本語・こんな日本語」(23分)
「ことば調べ」にとりかかる糸口として、日本語のさまざまな側面を素材として提供しています。
人への心くばりを表現する日本語、作業や運動をするときの威勢や活気にあふれる日本語、心情や意図を伝える表情豊かな日本語、詩的表現によって想像がふくらむ日本語など、ことばやコミュニケーションのさまざまな側面に関心を持ち、その魅力に気づくことができます。
「ビデオと解説書の活用にあたって」「シナリオ 実践編・素材編」「自然科学と暮らしを結ぶことば」「話しことばコミュニケーション」「豊かな日本語」「指導の手引」「コラム」など。
第48回(2001年)教育映画祭(日本視聴覚教育協会主催・文部科学省後援)において優秀賞を受賞しました。入賞作品の発表上映・表彰式は8月28日(火)、虎ノ門ホールで行われました。
中学校国語教育研究(全日中国研)の全国大会(徳島市・10月11/12日)言語事項分科会で、このビデオの国語科での活用が検討される予定です。
(吉岡 泰夫)
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。