第21号(2004年10月1日発行)
■日時 2004年10月30日(土) 13:00~17:00
■会場 国立国語研究所講堂(1号館5階)
■内容
国立国語研究所が日本語教育の領域でこれまで行った研究事業を振り返りながら,今後の日本語教育の課題について考える機会を目指します。
その際,議論の素材として,当研究所が現在進めている研究事業から,「リソース」(教育及び学習に用いられる物,人,機会)という新たな観点による日本語学習の実態調査,また,学習や指導のための電子化素材や活用ソフトウエアの開発と提供の事業について具体的に報告し,「リソース」やコンピュータが日本語の学習や教育に及ぼす影響について考えます。
その上で,様々な環境でいろいろな手段によって進められる日本語学習を支援する上で,今後の日本語教育は何を課題とすべきか,その中で国立国語研究所は何を担うべきかについて,海外及び国内の日本語教育関係者とともに議論し,参加者の皆さんからの御意見を伺います。
■プログラム■
あいさつ 甲斐 睦朗(国立国語研究所長)
発表1 杉戸 清樹(国立国語研究所)「国立国語研究所における日本語教育に関する調査研究の歴史―なぜ言語学習リソースを探るのか?―」
発表2 小河原義朗(国立国語研究所)「日本語学習者はどのようなリソースを用いているのか?」
発表3 柳澤 好昭(国立国語研究所)「日本語学習者はどのようにリソースを用いているのか?―電子化素材と電子媒体―」
パネルディスカッション「これからの言語学習支援に求められること」 李徳奉氏(韓国同徳女子大学校) 他
■問い合わせ先 宇佐美 洋
平成16年度公開研究発表会:http://www.kokken.go.jp/event/koukai_kenkyu/16/
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。