国語研の窓

第24号(2005年7月1日発行)

研究室から:日本語情報資料館

「日本語情報資料館」

「日本語情報資料館」計画は,国立国語研究所が蓄積してきた日本語・日本語教育に関する各種の情報や資料を電子化し,インターネットを通じて公開するというものです。

計画の概要は次のアドレスを御覧ください。
  http://www5.kokken.go.jp/dash4/siryokan_keikaku.html

ここでは,実際にシステムを使ってみようという方のために,日本の方言の分布の模様を示す基本的な資料である『日本言語地図』の地図画像と研究所の研究報告書の電子版を例に,具体的な使い方の実際を簡単に解説したいと思います。

館内案内

まず,次のアドレスを入力して,「日本語情報資料館」のトップページを表示します。
  http://www.kokken.go.jp/siryokan/

次に,トップページ上の「資料館へ入る」をクリックして中に入ったあとは,まず,「館内案内」のページ(図1)を御覧ください。ここに全体の構成と概要が示されています。また,ここからリンクを張ってあるページには直接入ることもできます。

図1 館内案内の画面
図1 館内案内の画面

検索と資料の閲覧

まず,「カテゴリ検索」を使ってみることにしましょう。これは,資料や情報を分類に従って探していく方法です。分類は図1の「館内案内」と同じようになっているので,館内案内を見た後で,この検索画面に来ると分かりやすいと思います。画面上部にある検索メニューからカテゴリ検索を選びます。次に,画面の左側に現れたフォルダーをクリックすると開いて中が見えます。文書の形のアイコンをクリックすると該当するものが検索され,結果が表示されます。 例えば, 「電子資料館」 を開き, その中の 「日本言語地図」 を開くと, 「地図」 と 「解説類」 というカテゴリ(文書の形のアイコン)が見え,「地図」をクリックすると図2のように該当する地図が検索され,検索結果が表示されるという順です。

図2 カテゴリ検索画面
図2 カテゴリ検索画面

図2の検索結果の各地図にある「再生」ボタンをクリックすると地図画像が表示されます(図3)。画像はPDF形式ですので,表示サイズなどはAcrobat Readerで調整できます。一方,「情報を見る」ボタンをクリックすると,この資料についての簡略な情報を見ることができます。

図3 『日本言語地図』地図画像の例
図3 『日本言語地図』地図画像の例

次に,「条件検索」を使ってみることにします。例えば,「おてだま」という日本言語地図の項目が既に掲載されているのかを検索したいとします。ここでは,簡単に,「ふりがな」で検索することとして,図4のように入力し,「おてだま」という文字列を「ふりがな」に含むものを検索します。「検索開始」ボタンを押すと「おてだま」と「おてだまあそび」(図5)が該当しました。「再生」ボタンをクリックすると,その地図画像が表示されます。

図4 条件検索の画面の一部
図4 条件検索の画面の一部

図5 検索条件の結果の画面
図5 検索条件の結果の画面

電子化報告書の閲覧

電子化報告書は,研究所の研究報告書を,1950年の第1号『八丈島の言語調査』から順に電子化する作業を続けているものです。

図6 電子化報告書一覧の画面
図6 電子化報告書一覧の画面

ここでは,館内案内のページ上の「電子化報告書」,「国立国語研究所報告」のリンクから一覧のページに入ってみることにしましょう。

図6にある(背表紙のアイコン)(背表紙のアイコン)は各報告書の画像に,(TOCのアイコン)(TOCのアイコン)はその報告書の目次のページにリンクしています。図6のTOCのアイコンをクリックすると図7のように目次のページが表示されます。目次の各行の頭にある背表紙のアイコンをクリックすると,その目次の行の本文ページを図8のように開くことができます。この画像もPDF形式なので, 表示の大きさは, Acrobat Reader側で調整できます。

図7 電子化報告書の目次の画面
図7 電子化報告書の目次の画面

図8 電子化報告書のページの画面
図8 電子化報告書のページの画面

終了

最後に,左上にある「出口」をクリックすると,資料館のトップページに戻ります。

どうぞ,一度お使いになってみてください。

(熊谷 康雄)

『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。