第33号(2007年10月1日発行)
国立国語研究所は,財団法人博報児童教育振興会の「博報日本語海外研究者招へいプログラム」に協力しています。このプログラムは,海外において日本語,日本語教育を研究し,特段に優れた研究業績を有し,当該分野で指導的な立場にある研究者を日本に招へいし,国立国語研究所で研究・調査等を行う機会を提供し,これらの研究活動・交流を通して,我が国の当該研究分野及び国語教育の更なる発展に寄与するとともに,教育基盤の充実に資することを目的としたものです。
第1回招へい者(招へい期間:2006年10月より6か月~1年間)
招へい者/所属機関
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研究タイトル
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任 栄哲/中央大学校文科大学(韓国) | 韓日のコミュニケーションのあり方に関する研究 |
成山重子/メルボルン大学(オーストラリア) | 日本語の項省略と日本文化:日本語学習者のために |
重盛千香子/リュブリャーナ大学(スロヴェニア) | 日本語とスロヴェニア語の使役のコーパス対照分析 |
曹 大峰/北京外国語大学北京日本学研究センター(中国) | 教科書コーパスを活用した新しい日本語教材開発のための基礎研究―中国語話者向けの日本語教育文法の再構築― |
WLODARCZYK Andre/シャルル・ド・ゴール大学;ソルボンヌ大学(フランス) | 日本語の発話における情報とメタ情報構造 |
第2回招へい者(招へい期間:2007年10月より6か月~1年間)
招へい者/所属機関
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研究タイトル
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桶谷仁美/イースタン・ミシガン大学(アメリカ) | バイリンガル児を育てる―日本における外国人幼児・児童・生徒への日本語教育のあり方 再考― |
Vorobieva Galina/キルギス共和国日本人材開発センター(キルギス) | 非漢字文化圏の日本語学習者を対象とした漢字教育法の 開発 ―漢字の書記素と構成要素の分析に基づく最適な漢字学習配列および連想を手がかりとした漢字記憶法の開発とその利用について― |
NGO HUONG LAN/ベトナム社会科学院附属東北アジア研究院(ベトナム) | 「日本研究者のための日本語」初・中級会話教材作成 |
Walid Farouk Ibrahim/カイロ大学(エジプト) | 機能語を中心に日本語とアラビア語の対照研究―アラビア語話者のための日本語表現文型集の作成に向けて― |
Yasu-Hiko Tohsaku/カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(アメリカ | 日本語学習のための効果的なアセスメントのデータベースとその汎用システムの構築 |
博報日本語海外研究者招へいプログラム:http://www.kokken.go.jp/katsudo/koryu/hakuho/
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。