第37号(2008年10月1日発行)
第1回国際シンポジウムは「世界の国語研究所」をテーマに1994年(平成6年)1月に,2日に渡り国語研究所の講堂・会議室(旧西が丘庁舎)で開催され,世界7か国の研究者が集まりました。当時の庁舎には同時通訳の設備がなく,会場に通訳者ブースを設置して行いました。仮設のブースからは,受信機を通さなくても,音声がもれてくるといったこともありましたが,熱気にあふれた活発な意見が交換されました。
世界28の国・地域で「日本語観国際センサス」という調査を行ったのもこの頃です。また平成9年に創刊された『日本語科学』の「世界の言語研究所」では国内外の言語研究所が紹介されていて,23号まで掲載されました。
(普及広報担当グループ)
仮設の通訳者ブースと受信機
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。