国立国語研究所のデータベース「日本語話し言葉コーパス(CSJ)」が、この秋から、留学生の学習支援システムにも役立ってくれそうです。
7月25日付の日本経済新聞の記事によると、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)は、講義映像に自動で翻訳字幕を付けるシステムを開発したとのこと。
講義のように文の切れ目があいまいなまま続く発話は、言いよどみや言い直しがあるため、日本には自動で翻訳字幕がつけられるものがありませんでした。今回開発されたシステムは、話題のディープラーニング(深層学習)を用いており、音声認識に「日本語話し言葉コーパス(CSJ)」の音声資料(約240時間分)や同大の実際の講義などを学習させているそうです。
今後もさまざまな場面で利用されそうですね。詳しくは、「日本経済新聞」の記事をご覧ください。
掲載紙 | 『日本経済新聞』(2019年7月25日 ) |
記事タイトル | 講義英訳、自動で字幕 奈良先端大がシステム |
URL | https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47737610U9A720C1LKA000/(日経電子版) |