みなさんは、以前このサイトでご紹介した『リズムで覚える島むに絵本 シマノトペ』を覚えていますか? この絵本は、口ずさみやすいリズムやイラストと共に沖永良部島独自のオノマトペを紹介するもので、山田真寛 准教授(言語変異研究領域)を中心としたグループ「言語復興の港」が作成しました。著者は横山晶子 先生(日本学術振興会 特別研究員/国立国語研究所)です。おかげさまで大変好評を博し、この度重版が決定したそうです。
さて、その『シマノトペ』には「がぶがぶ」や「ふがふが」といった島独自のオノマトペが出てきます。どちらも「たくさん」という意味だそうですが、標準語のオノマトペに置き換えるとすると、どれが一番近いのでしょうか。大変わかりやすく解説されている記事を見つけましたので、ご紹介します。
「オノマトペハンター おのはん!」シリーズを執筆されているのは専修大学の兼任講師 平田佐智子先生。音象徴やオノマトペを専門に研究されている研究者です。毎回、オノマトペの深い森に分け入りながら、ハントした獲物を楽しく紹介してくださいます。ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
掲載サイト | 『未草』(ひつじ書房ウェブマガジン) |
記事タイトル | オノマトペハンター おのはん!| 第18回 今回のオノマトペ :「がぶがぶ・ふがふが」 |
URL | http://www.hituzi.co.jp/hituzigusa/2019/04/08/onohan-18/ |
登場する研究者 | 横山晶子(学振特別研究員(PD)) 山田真寛(言語変異研究領域) |
「言語復興の港」サイトでは、『シマノトペ』の読み聞かせ動画を公開しています。耳で聴く方言オノマトペはどんな響きを持っているのでしょうか。沖永良部語のいろんな方言、いろんな世代のバリエーションを楽しんでみてください。