NHK NEWS WEBに,国立国語研究所の木部暢子 副所長(言語変異研究領域)のコメントが掲載されました。
先日,沖縄県与那国町に住む89歳の祖父と孫との会話を撮影した動画が,Twitter上で反響を呼びました。投稿した孫のAIKAさんは,若い世代に島ことばが継承できていないことを懸念し,祖父や近所のおじぃおばぁが元気でいるうちに,できる限りの島ことばを学ぼうとしているそうです。
『ことば研究館』でも度々取り上げている通り,ユネスコの基準によると,与那国語は「重大な危機」にある消滅危機言語のひとつとされています。
記事の中で木部先生は,地域に根づいていた言語が消えてゆく背景には「学校での指導も深く関わっている」と指摘し,なぜ言語を守るのかという質問に答えていきます。危機言語を身近に感じられる良い記事ですので,ぜひ,リンク先をご覧ください。
掲載サイト | 『NHK NEWS WEB』(NHK) |
タイトル | 「あったや、んまんきや?」おじぃと話す消滅危機言語 |
URL | https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201009/amp/k10012656301000.html |
登場する 研究者 |
木部暢子 (言語変異研究領域) |