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2024.01.31 2024年01月31日 書籍

書籍紹介『日本語の大疑問2』(国立国語研究所 編)

二年前、『ことば研究館』の人気コーナー「ことばの疑問」から派生して、一冊の新書『日本語の大疑問』(幻冬舎新書)が出来上がりました。国語研のある立川市の書店でも平積みされており、手に取ってくださった方を見かけた時の驚きと感動は今でも忘れられません。おかげさまでこの度、続編である『日本語の大疑問2』が刊行されることとなりました。

「人々」の「々」は何て名前? 「忙しいから」と「忙しいので」はどう違うのか、現代の高校生が戦国時代にタイムスリップしたらはたしてことばは通じるのか等々、思わず答えに詰まる難問に32人の専門家集団が総力回答しています。言語学の面白さ、奥深さがコンパクトにまとまった一冊です。ぜひお手に取ってご覧ください。

『日本語の大疑問2』書影

出版社の紹介文より

ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰? 「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か? 「1くみ」「ももぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは? ()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける? ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!

(幻冬舎のサイトより)

著者 国立国語研究所 編
出版社 幻冬舎 (出版社の詳細ページへ
出版年月日 2024年1月31日
ISBNコード 978-4-344-98718-0
価格 960円+税
目次

第1章 若者ことば・話しことばのナゾ

  • 「上から目線」の「目線」は昔からあることばですか(塩田雄大)
  • 新しい言葉ってどうやってできるのですか(泉大輔)
  • ファッション誌はなぜ新しいカタカナ語を次々に生み出すのですか(加藤祥)
  • 「1ミリも興味がない」のような言い方は最近の流行りでしょうか(櫛橋比早子)
  • 早口言葉はなぜ言いにくいのでしょうか(川端良子)
  • 「旨い旨い」「偉い偉い」と、同じ言葉をわざわざ繰り返すのはどうしてですか(大江元貴)
  • 「家事」と「火事」の発音を区別する地方があるって本当ですか(前川喜久雄)
  • はっきりと言う/遠回しに言うといった地域による話し方の違いはありますか(杉戸清樹)

第2章 どうにもモヤッとすることば

  • 英語では使われない「Go Toトラベル」という表現が日本で使われるのはなぜですか(松本曜)
  • 「感謝しかありません」はちょっと失礼な言い方ではないでしょうか(有田節子)
  • 東北では「山に行く」を「山サ行く」と言うと聞いたので、「いい天気になった」を「いい天気サなった」と言ったら、この場合は「ニ」だと言われたのですが(井上優)
  • 日本語を平たく言うアクセントが気になります。誤りではないでしょうか(小河原義朗)
  • 「故障中」という言い方は文法的に間違っているのでしょうか(井上優)
  • 社外の人に対し上司を呼び捨てにするのは違和感があるのですが(尾崎喜光)
  • 「お世話になっておりますぅ」と、「す」を伸ばすように言うのはなぜですか(儲叶明)

第3章 文字にまつわるミステリー

  • ()【】『』など、いろいろな括弧をどう使いわければよいですか(岩崎拓也)
  • 「やゝ」「人々」の「ゝ」「々」は何と読むのですか(田中牧郎)
  • 平仮名は誰が作ったのですか(矢田勉)
  • 辞書に載っていない漢字は間違ったものなのでしょうか(笹原宏之)
  • 目と耳の両方に障害がある人は文字が見えず、音も聞こえないなかでどのようにコミュニケーションをとっていますか(落合哉人)

第4章 そろそろ決着をつけたい日本語

  • 「稲妻」は「いなずま」ではなく「いなづま」ではないでしょうか(宇佐美洋)
  • 学校のクラスは「くみ」ですか、「ぐみ」ですか(南浦涼介)
  • 「ムショ帰り」の「ムショ」は「刑務所」の略ではないというのは本当ですか(新野直哉)
  • 「いちかばちか」は「一か罰か」と書く説もあるのですか(山田貞雄)
  • 「結果が出せる」「結果を出せる」のどちらが自然ですか(佐野真一郎)

第5章 ことばの歴史を探る

  • 「めちゃめちゃ」「超」のような俗な強調言葉は昔もあったのですか(市村太郎)
  • 英米ではコンセントと言わないそうですが、この言葉はどこから来たのですか(山田貞雄)
  • 言葉の地域差は、いつごろから意識されていたのでしょうか(小椋秀樹)
  • 現代の高校生が戦国時代にタイムスリップしたら、言葉は通じますか(村山実和子)
  • 船の名前はどうして「丸」が多いのですか(小椋秀樹)
  • 古典文法では過去や完了の助動詞がたくさんあるのに、現代語ではなぜ「た」だけなのですか(福沢将樹)

第6章 外国人学習者がとまどう日本語

  • 日本語の「いいです」は承諾ですか、断りですか(井上優)
  • 日本で働く外国籍社員にとって、どんな日本語が難しいですか(蒙韞)
  • 外国人学習者にも「ら抜き言葉」を教えた方がいいのでしょうか(金田智子)
  • 外国人学習者に「から」と「ので」の違いをどう教えたらいいですか(佐々木藍子)
  • 同じ漢字なのに、日本語と中国語では発音がまったく違うのはなぜですか(中澤信幸)
  • まだ日本語が上手ではない留学生とコミュニケーションを取るコツを教えてください(金田智子)

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