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2018.06.01 2018年06月01日 イベント報告

神奈川大学で「モバイルミュージアム(移動型展示)」の公開展示を行いました

国立国語研究所は、国立歴史民俗博物館と共に「モバイルミュージアム(移動型展示)」プロジェクトを立ち上げ、5月9日から25日まで神奈川大学にて展示を行いました。

モバイルミュージアムの展示風景

「モバイルミュージアム」とは

「モバイルミュージアム」とは「簡易移動型展示什器」のことです。今年度製作したものは、屏風型で(総重量15キロ程度)、折りたたみが可能であり、宅配便等でも輸送でき、博物館の特別な展示室でなくても大学の教室や行政機関のホールや会議室でも展示が可能なことが特徴です。

「モバイルミュージアム」プロジェクトを実施することで、ご参加いただく大学や博物館等での研究や機関間交流を活性化することはもとより、地域歴史資源の保存と活用に関する実践的な研究の推進や体制整備につなげ、大学の研究・教育や広く社会にも貢献することをめざしています。

国語研の展示

展示内容

国立国語研究所  「消滅の危機にあることばと方言」
国立歴史民俗博物館 特集展示(国際展示)「台湾と日本」
機構基幹研究プロジェクト「広領域連携型基幹研究プロジェクト:日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」

来年度以降は、様々な研究内容に関した展示什器を制作し大学や博物館だけでなく、地方の公民館や図書館での展示展開を予定しています。さらに大学においては、研究成果を展示として公開するだけでなく、将来は学生のアクティブ・ラーニングの場として活用することも視野に入れています。