第16号(2003年7月1日発行)
日 時:9月27日(土)14:00~16:30
会 場:広島国際大学 国際教育センター 3階セミナー室
広島市中区幟町1-5 (JR広島駅南口 徒歩10分)
共 催:国立国語研究所,広島国際大学言語・コミュニケーション学科
内 容:
コミュニケーションを行う場合には,伝えようとする内容をうまく言葉にすることが重要です。しかし,それだけでは必ずしも効果的なコミュニケーションが成立するわけではありません。言葉の周辺を形作っている間(ポーズ)やリズムなど「周辺言語(パラ言語)」を上手に利用することも大切なのです。このフォーラムに参加し,パラ言語の役割や実態,それをうまく使いこなすための方法を学び,コミュニケーションの新たな可能性を一緒に探ってみませんか。
理論編:パラ言語の役割とは? 高倉 章男(広島国際大学)
まず,パラ言語の種類やコミュニーションにおける役割について概観します。次に日本語と英語の持つリズムの特性を比較しながら,間の果たす役割や間に含まれる<非言語の効果や解釈について具体的に考えてみましょう。
分析編:パラ言語を調べてみよう 小磯 花絵(国立国語研究所)
私たちは普段どのような話し方をしているでしょうか。講演場面の音声を取り上げ,間の取り方や声の高さなどに着目しながら,日常の話しことばにおけるパラ言語の実態を具体的に調べてみましょう。
実践編:パラ言語で意図・心情をうまく伝えるために 久次 弘子(広島国際大学)
日常生活の様々なコミュニケーション場面からビジネス現場を取り上げ,指示・命令とそれに対する復唱・報告・説明またお詫びなどの話し方に,パラ言語がどのような影響を及ぼしているか,ロールプレイングを通して実演してみましょう。
第16回「ことば」フォーラム:http://www.ninjal.ac.jp/archives/event_past/forum/16/
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。