第17号(2003年10月1日発行)
■日時 2003年12月20日(土)10:00~17:00
■会場 国立国語研究所講堂(1号館5階)
■内容
「日本語話し言葉コーパス」は,日本語の自発音声を大量に集めて多くの研究用情報を付加した話し言葉研究用のデータベースです。このコーパスは,通信総合研究所および東京工業大学との共同プロジェクト「話し言葉の言語的・パラ言語的構造の解明に基づく『話し言葉工学』の構築」の一環として開発を進めてきたものですが,来年春の完成時には,質量ともに世界最大の自発音声研究用データベースになるものと期待されています。今年度の公開研究発表会では,この「日本語話し言葉コーパス」について総合的な報告をおこないます。
■プログラム■
〈午前〉
講演1 前川 喜久雄(国立国語研究所)「『日本語話し言葉コーパス』の構築と評価」
講演2 菊池 英明(早稲田大学・国立国語研究所)「XMLを利用した『日本語話し言葉コーパス』の検証と検索」
講演3 井佐原 均(通信総合研究所)「話し言葉コーパスへの情報付与―自然言語処理の立場から」
〈昼休みを含めて2時間程度〉
ポスター発表・デモンストレーション
〈午後〉
講演4 古井 貞熙(東京工業大学)「話し言葉の音声認識と自動要約:話し言葉コーパスの必要性」
コメント・討論
■問い合わせ先 井上 優
『国語研の窓』は1999年~2009年に発行された広報誌です。記事内のデータやURLは全て発行当時のものです。