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2018.09.11 2018年09月11日 プレスリリース

ヤポネシア人の起源に関する新規研究プロジェクト開始

このたび,大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所,大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館,国立国語研究所,独立行政法人 国立科学博物館,国立大学法人 北海道大学,青山学院大学の研究者から成る研究グループは,ヤポネシア人(日本列島人)の起源と成立・発展過程を,ゲノム研究,考古学研究,言語学研究など,多角的な側面から解明しようとする新たなプロジェクトを開始することとなりました。

国立国語研究所では 木部暢子 教授が,<計画研究B02> 「日本語と関連言語の比較解析によるヤポネシア人の歴史の解明」に参加いたします。

参加研究機関

  • 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
  • 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
  • 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所
  • 独立行政法人 国立科学博物館
  • 国立大学法人 北海道大学
  • 青山学院大学

ヤポネシア人(日本列島人)の解明をめざす

ヤポネシア(日本列島)には約4 万年前に最初のヒトが渡来し,その後も何度か渡来の波がありました。

本研究プロジェクトでは,この枠組みの中で,ヤポネシア人(日本列島人)はどのような集団にその起源をもつのか,ヤポネシアにおける成立・発展の過程はどうであったのかを,多地域から選別した現代人数百個体と旧石器時代~歴史時代の古代人100 名のゲノム配列を決定し比較解析して,ヤポネシア人ゲノム史の解明をめざします。

また,ヒトとともにヤポネシアに移ってきた動植物についても,それらのゲノム配列の比較から歴史を明らかにします。

そして,過去の人口増減の詳細な歴史を,ゲノム配列から推定する既存の方法や新規に開発する方法を用いて再構築します。

考古学・言語学研究とともに多方面に検討

さらに,ヤポネシア人の歴史を多方向から検討するために,これらのようなゲノム研究と,年代測定を取り入れた考古学研究,日本語・琉球語の方言解析を含む言語学研究の各グループによる共同研究を行ないます。

沖縄の風景

本格的な研究を開始

本研究プロジェクトは,平成30年6月29日に文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究の「ヤポネシア人の総合的研究」(略称ヤポネシアゲノム,領域代表者:情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所教授 斎藤成也)に,また,同年7 月9 日に大学共同利用機関法人の機構間連携研究「日本列島における人間・文化の起源とその発展に関する総合的研究」に採択され,本格的な研究が開始される運びとなりました。

本研究プロジェクトの詳細は,下記ウェブサイトをご覧ください。

ヤポネシア人の総合的研究」(http://yaponesian.org/

「日本列島人1000万年」 講演のお知らせ

三島市民文化会館で開催予定の第72回 日本人類学会大会の公開シンポジウム「日本列島人1000万年」において,国語研の木部暢子 教授が講演いたします。

第72回日本人類学会の公開シンポジウム「日本列島人1000万年」
日時 2018年10月21日(日)14:00~16:00
場所 三島市民文化会館 小ホール
〒411-0036 静岡県三島市一番町20−5
http://mishima-youyouhall.com/
講演
  • 講演1 : 諏訪 元(東京大学総合研究博物館 館長・教授)
    アフリカで誕生した人類の祖先
  • 講演2 : 篠田 謙一(国立科学博物館 副館長・人類研究部長)
    DNAゲノム解析からさぐる日本列島の古代人
    -縄文人と弥生人の関係-
  • 講演3 : 藤尾 慎一郎(国立歴史民俗博物館 教授)
    縄文人は穀物を栽培していたのか?
  • 講演4 : 木部 暢子(国立国語研究所 副所長・教授)
    日本語と琉球語の成立をさぐる-アクセントの比較対照から-
※ 詳細は以下のリンク先をご覧ください。