「オノマトペ(擬音語・擬態語)の魅力と不思議」をテーマとして開催された第11回NINJALフォーラム(2017年9月10日)での講演です。
日本語は「ゲラゲラ笑う」「メソメソ泣く」のように,オノマトペ(擬音語,擬態語)をとても好む言語だと言われています。「ガラガラ」(赤ちゃんのおもちゃ)を筆頭に,「ガチャポン」(商品名),「ピカチュウ」(キャラクター名),「ペンペン草」「ミンミンゼミ」(動植物名)等々,オノマトペに由来している語がたくさんあります。
その一方で,謎が多いのもオノマトペの特徴です。そもそも日本語にオノマトペが多いのはなぜでしょう。その意味や役割は昔から変わらなかったのでしょうか。オノマトペにも方言があるのでしょうか。また外国語にもオノマトペはあるのでしょうか。
このフォーラムでは,このような疑問をもとにオノマトペをさまざまな観点から考察し,日本語を豊かにしていると言われるオノマトペの魅力と謎に迫ります。