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2020.09.08 2020年09月08日 書籍

記事「日本語研究の第一人者が考える絶対失敗しない「オンライン会議」の運営」、書籍紹介『リモートワークの日本語 ~最新オンライン仕事術~』(石黒圭 教授)

日本でも多くの企業でリモートワークが始まり数か月が経ちましたが、みなさん、オンライン会議やメールでのコミュニケーションはうまく行っていますか。

今日は、石黒圭 教授(国立国語研究所 日本語教育研究領域)のインタビュー記事「日本語研究の第一人者が考える絶対失敗しない「オンライン会議」の運営」(日刊工業新聞社)、そして、書籍『リモートワークの日本語 ~最新オンライン仕事術~』(小学館)をご紹介いたします。

石黒圭 教授(伝わる言葉 伝える技術)、書籍「リモートワークの日本語」

日本語研究の第一人者が考える絶対失敗しない「オンライン会議」の運営――伝わる言葉 伝える技術#03

2020年8月14日、日刊工業新聞社のニュースやオリジナルコンテンツを発信するサイト『 ニュースイッチ』に、石黒圭 教授のインタビューが掲載されました。オンライン会議やチャットにおける有効な伝え方などが非常に読みやすくまとめてあります。ぜひリンク先をお読みください。

掲載サイト 『 ニュースイッチ』(日刊工業新聞社)
記事タイトル 日本語研究の第一人者が考える絶対失敗しない「オンライン会議」の運営――伝わる言葉 伝える技術#03
URL https://newswitch.jp/p/23378
登場する
研究者
石黒圭 (日本語教育研究領域)

書籍『リモートワークの日本語 ~最新オンライン仕事術~』

書影「リモートワークの日本語―最新オンライン仕事術」
石黒圭『リモートワークの日本語 ~最新オンライン仕事術~』、小学館新書
リモートワークで悩まない56の工夫 (小学館の紹介文より)

2020年春のコロナショックを機に、リモートワークが急加速しました。
「リモートワーク」という働き方は、オンライン仕事革命とでも呼べる、業務スタイルの大きな変革をもたらしたといえるでしょう。

多くの企業ではZoomをはじめとするWeb会議システムが導入され、私たちの仕事のスタイルは一変しました。
リモートワークではディスプレイを通したコミュニケーション(オンライン会議、メールでのやりとり)の機会が圧倒的に増加しました。
その結果、自由な意見交換がしにくくなり、相手に対する情報面の配慮と感情面の配慮に欠けがちになり、多くのトラブルが生じるようになりました。

本書で紹介する
◆Web会議システム活用のコツ26
◆読み手の心に適切に届く言葉選びのコツ30
は、リモートワーク時代に必須のコミュニケーション技術です。

この、最新ビジネスコミュニケーション術で「理想のオンライン会議」「理想のビジネス文書」を、ぜひマスターしてください。
(小学館ウェブサイト  石黒圭『リモートワークの日本語――最新オンライン仕事術』紹介文より)

 

著者 石黒 圭
出版社 小学館 (出版社の詳細ページへ
出版年月日 2020年7月30日
ISBNコード 978-4-09-825378-4
価格 820円+税
電子版 Jp-e : 098253780000d0000000
https://www.shogakukan.co.jp/purchase/digital/books/09825378
目次 ● はじめに

対面コミュニケーションの革新/打ち言葉の登場

● 第一部 リモートワークについて考える

  • 第 1章 みんな仕事で悩んでいる
    • 在宅ワーク時代の到来
      Zoomの使い方に慣れても/「働き方改革」の意味
    • リモートワークと文字コミュニケーション
      オフィスに行かない働き方を選ぶ/クラウドソーシングのビジネス文書
  • 第2章 仕事のコミュニケーション技術
    • 仕事の定義
      リモートワークの壁/仕事とは何か/業務内容を決める/協力して作業する/成果を出す
    • 理想の会議
      生産性の高いチームの条件/理想の会議の条件

● 第二部 対面からオンラインへ―会議のコミュニケーション

  • 第3章 話し合いのメンバー
    • 発言者とのインターアクション
      テレビ番組のMCと茶の間の視聴者/人間らしいアイコンタクト/非言語行動の活用/Web会議システムの機能の活用
    • 参加者同士の連帯感
      会議前後の個人的交流/参加者をよく知るための観察眼/小声のコミュニケーション/参加者の積極的な反応
    • 自分自身を見る自分
      独り言のような自分の声/画面に映る自分自身
  • 第4章 話し合いのルール
    • ホストの特権
      ファシリテーターとしてのホスト/ホストが発言権を割り当てる/共同ホストを立てる/小グループでの話し合いを活用する
    • 発言者の優先権
      発言権の確認/相づちの代用/沈黙を破る/発話の長さとやりとり/Web会議システムの長所
  • 第5章 話し合いの環境
    • 参集のコスト
      参集の範囲を広げる/遠隔地の参加を募る
    • シングルトラックとマルチトラック
      内職の勧め/画面共有による共同作業/例外を認める
    • Web会議システムへの接続
      接続のトラブル/ウェビナーによる気楽な参加

●第三部 音声から文字へ―文書のコミュニケーション

  • 第6章 情報のコミュニケーション
    • 文章とキャラ
      理想の文章は存在しない/文は人なり/キャラとしてのビジネス文書
    • 情報の質―正確さ重視の「きっちりキャラ」
    • 情報の質―わかりやすさ重視の「ざっくりキャラ」
    • 情報の量―詳しく伝える「たっぷりキャラ」
    • 情報の量―無駄を省く「すっきりキャラ」
  • 第7章 感情のコミュニケーション
    • 感情の質―折り目正しい「しっかりキャラ」
    • 感情の質―開放的な「わいわいキャラ」
    • 感情の量―慎重に迫る「じっくりキャラ」
    • 感情の量―自然体の「あっさりキャラ」

●おわりに
●参考文献
●索引