2021年1月22日、鹿児島県薩摩川内市の甑島にある中学校で、国立国語研究所の窪薗晴夫 副所長(理論・対照研究領域)による講演会「甑島の方言の大切さ」が開催されました。
同市の出身である窪薗副所長は、かねてより甑島の小学校を訪れて講演会を開催していましたが、今回はオンラインでの開催となりました。
甑島弁は鹿児島弁とも異なる方言で、現在約4,200人いる島民の中でも甑島弁が話せるのは2,000人程度とされており、消滅が心配されています。
講演会には島内3つの中学校に通う計54名が参加してくれました。生徒たちは、方言も標準語も同じ価値があることばであること、そして、自分の方言に誇りを持つことが方言を守ることにつながるとの窪薗副所長のメッセージを真剣に受け止めてくれたようでした。
講演のようすは、南日本新聞(朝刊)にも取り上げられていますので、興味のある方はぜひお読みください。
掲載紙 | 南日本新聞(2021年2月3日 朝刊) |
記事タイトル | 方言の大切さ、中学生が学ぶ/甑島の3校54人=薩摩川内市 |
登場する 研究者 |
窪薗晴夫 (理論・対照研究領域) |