7月13日、鹿児島県にある甑島(こしきしま)の里小学校と中津小学校で、国立国語研究所の窪薗晴夫 教授(理論・対照研究領域)が講演を行い、「方言は日本の宝。恥ずかしがらずに甑島弁を使い、継承していこう」と訴えました。
甑島弁は鹿児島弁とも異なる方言で、豊臣秀吉らの時代に京都で使われたことばが今も残るとされています。現在、約4,300人いる島民の中でも、甑島弁が話せるのは2,000人程度とされており、消滅の危機に瀕しています。今年5月には、甑島のある薩摩川内市と国語研の間で、継承活動の強化をめざす連携協定が結ばれました。
今年10月には鹿島小学校、手打小学校、長浜小学校でも講演をし、同島全ての小学校を回り終える予定です。
窪薗先生による講演の様子は、毎日新聞(地方版)に取り上げられました。WEBでもお読みいただけますので、ぜひ、下記のリンク先をご覧ください。(有料記事)
掲載紙 | 『毎日新聞』(2019年7月15日 地方版 P.25) |
記事タイトル | 甑島弁 話して継承を 研究所教授、島の小学校で講演/鹿児島 |
URL | https://mainichi.jp/articles/20190715/ddl/k46/100/347000c(有料記事) |
登場する 研究者 |
窪薗晴夫 (理論・対照研究領域) |