司会 : 野田尚史（国立国語研究所 教授）

「ことばの多様性とコミュニケーション」をテーマとして開催された第12回NINJALフォーラム（2018年2月3日）での、パネルディスカッションです。

「ことばの多様性とコミュニケーション」

一口に日本語と言っても、個人や集団、社会、年齢、性別などによって実に様々な変種があります。最も分かりやすいのは地理的な方言ですが、他にも、社会的あるいは機能的なバラエティ、外国人が使う日本語のバラエティなどいろいろな変種があります。それらはどこから、どのようにして生じるのでしょうか。そのような多様性は、私たちのコミュニケーションにどのような影響を及ぼすのでしょうか。

この講演会では、日本語の多様性とコミュニケーションについて具体例を使って分かりやすく説明し、〈多様性〉こそが言語の神髄であり、言語研究の醍醐味であることをお伝えします。

第12回 NINJALフォーラム 動画一覧

• 講演「方言はどこまで通じるか？」（田窪行則 国立国語研究所 所長）
• 講演「方言の生まれるところ」（大西拓一郎 国立国語研究所 教授）
• 講演「ポップカルチャーと役割語」（金水敏 大阪大学 教授）
• 講演「ことばとキャラ」（定延利之 京都大学 教授）
• 講演「日本語学習者のお国柄」（石黒圭 国立国語研究所 教授）
• 講演「ていねいさは世界共通か？」（宇佐美まゆみ 国立国語研究所 教授）
• パネルディスカッション「どうなる？これからの日本語」（コーディネーター : 野田尚史 国立国語研究所 教授）