11月27日より、国立国語研究所の山田真寛 准教授(言語変異研究領域)が代表を務める「言語復興の港」プロジェクトが、4冊の琉球諸語の絵本を出版して島に届けるために、クラウドファンディングに挑戦中です。クラウドファンディングとは、たくさんの方から少しずつ支援の寄付をいただいてプロジェクト成功のための資金を作る制度です。ぜひみなさまの応援をお願いいたします。
みなさんは、琉球語を聞いたことがありますか? 琉球のことばはおおむね60歳以上の人たちが日常的に使っていますが、こどもたちは日本語モノリンガルとして育っていて、「いま何もしなければ」近い将来なくなってしまうと言われています。「言語復興の港」プロジェクトは、島の人たちと一緒に、与那国島、多良間島、竹富島、沖永良部島に伝わる民謡や昔話の絵本を出版し、島に届けることで、消滅危機言語の継承保存と言語の多様性を保持することを目指します。こどもたちが大人になったときにも、島のことばが聞こえる世界を残すために、絵本出版のご支援をお願いいたします。
一人でも多くの方が絵本を通して琉球のことばと文化を知り、一緒に楽しんでもらえることが、私たちが暮らす社会の中の言語と文化の多様性を守ることにつながると信じています。詳しくは、クラウドファンディングのサイトをご覧ください。
募集期間 | 2019年11月27日(水)~ 2020年1月31日(金) |
募集サイト | https://readyfor.jp/projects/minato (READY FOR) |
目標金額 | 2,400,000円 |
お礼 | ご支援いただいた方にはお礼(リターン)として、支援額に合わせて実際の絵本が贈られます。詳細は募集サイトをご覧ください。 |
お問い合わせ | 「言語復興の港」のお問い合わせフォームへお願いいたします。 |
国立国語研究所もこの活動を応援しております。みなさまのご支援・ご協力をお願いいたします。